
米倉 一哉 (よねくら・かずや)1962年、茨城県生まれ。 中央大学卒業後、日本医療心理学院にて精神医学、心理療法を学ぶ。医療催眠法の第一人者、医学博士森定一先生に認められ、日本催眠医学研究所にて15年間の臨床経験を積む。 森先生の死後、1999年、当研究所である『日本催眠心理研究所(代々木心理オフィス)』を設立し、所長になる。催眠療法・カウンセリング・精神分析を三本柱にした心の通った臨床とともに、今日の心理療法のあり方を模索している。 日本医療心理学院講師、日本フォーカシング協会会員 テレビ番組「たけしの万物創世記」等にも出演 |
| ※その他、女性スタッフも常時1〜2名おります。 |
| 当研究所設立の理念と背景 |
| 催眠療法の役割 「21世紀は"心の時代"」といわれます。戦後の復興から高度成長期、そしてバブル経済期に至るまで、ここ数十年の間に日本の経済は目まぐるしい発展を遂げ、わたしたちは物質的な豊かさや恩恵を手に入れてきました。それと同時に、各分野の科学の進歩、発達によってより便利に、より合理的に暮らすことができるようになってきました。 しかし、そのような外的な豊かさを追い求めた結果、わたしたちは自然を破壊し、人と人とのつながりを希薄にし、大事なもの、すなわち内的な豊かさを見失ってきてしまいました。そして、人類始まって以来の社会的変化の中で、多くの人たちは方向性を失い、もがき苦しんでいるようにも見えます。 企業も家族も、そして個人も、これまでの伝統的な地域社会や家族形態の崩壊の中で自分自身を見失い、どう生きたらいいのか、何の為に生きるべきなのかが分からなくなってしまっているようです。あらゆる規範が緩まり、自由を獲得したかに見える一方で、画一化、システム化された価値観や環境の中で、「何かが足りない」と感じる人が益々増えてきているように思われます。 そんな時代的背景であるからこそ、いつの間にか切り捨てられてきたひとの『こころ』を考え、一人ひとりの『こころ』と真剣にかかわることが大切だと私たちは考えます。「人間」という字は「人」の「間」と書きます。わたしたち人間は、ひとりひとりが「個」であるのと同時に、他の人や環境との「関係性」の中に生きる生き物であると言えましょう。その関係の中で、人は知らず知らずのうちにストレスが溜まり、病気になったり、逆に癒され健康を取り戻したりするものです。 当研究所の前身、日本催眠医学研究所は、医療催眠の草分けである医学博士森定一 (もりさだかず)先生が、昭和29年に設立され、亡くなられる平成10年11月まで、心理療法のメッカとして世に貢献してまいりました。先生は、薬や注射では治りにくい"こころの病"に対する精神医学的、心理学的研究の中で「医療催眠法」の体系をつくりあげ、「日本臨床催眠医学研究会」を設立、見世物的「催眠術」とは一線を画すものとして、各学会方面からも承認されてきました。また、荻窪にある「医療心理学院」の初代理事長も務められ、医学に於ける心理療法の有用性を実践から証明されました。 当研究所は、森先生亡き後もその治療理念を受け継ぎ、更に発展させるべく開設されました。「催眠」の研究を通して、まだまだ未知なるものとしての人間理解を深め、"こころの時代"の受け皿となることが私たちの使命と考えております。まだ開設されて間もない当所ですが、臨床事例1万数千例のベテランスタッフが一対一の個人指導をいたします。もちろん秘密、プライバシーは厳守いたします。 |
| 米倉所長が紹介された本 |

| <別冊 週間実話2/8号(H12年)> 突撃レポート 成人女性が幼児になった!“退行催眠”の驚愕 【催眠術師が暗示をかけると】 『は−い、3つ数えると、あなたは服を脱ぎたくなります。ひとつ、ふた一つ……』催眠術師が暗示をかけると、セクシータレントが悶えながら次々と服を脱いでいく。そんなテレビ番組が流行ったことがあった。当時の催眠術は“ショー”としての要素が多分に含まれていた。 ところが、最近の催眠術は違った目で見られている。話題になった映画『催眠』でもわかるように、心の病気を治す技術として注目を浴びているのだ。 といっても、まだまだオカルト的なイメージが強い。それじゃとりあえず催眠を受けてみよう、ということで、「悩みはまったくない」と言いきるYさん(26歳独身OL)に年齢を徐々に下げていく『退行催眠』を実際に体験してもらうべく、東京は代々木の『日本催眠心理研究所』(TEL 03-5770-5857)へ向かった。 「ようこそ。お待ちしてました」と出迎えてくれたのは、これまた好青年を絵に描いたような爽やかな笑顔の男性。彼こそはここ『日本催眠心理研究所』所長にしてサイコ・セラピストの米倉一哉先生だ。 緊張しまくりでやって来た我々がやや拍子抜けするほどの気さくさだ。まずはここを訪れる人々について話を聞いた。 【妻の浮気現場にショック!】 「仮にOさんとしましょう。48歳の会社員Oさんが突然、瞼が上がらなくなる奇病・眼瞼下垂(がんけんかすい)に悩み、数軒の眼科を回ったあと、ここを訪れたのは発病から1年半がたってからでした。でも、Oさんの場合、ここへいらっしやった時の1回で治ってしまったんですよ」 Oさんは真面目なサラリーマンで遅刻や欠勤も一切ナシ。優しい旦那さんでもあったが、催眠をしているうちにある事実が浮かび上がってきた。それは奥さんの浮気現場を見てしまったという辛い体験だった。 その日、Oさんが自宅に戻ると、玄関に見たことのない男物の靴があった。疑問に思い、そっと寝室を覗くと、妻と知らない男が重なりあっていたのだ。その時、気の弱いOさんは何も言わずにそっとドアを閉めたという。奥さんも夫に見られたことにはまったく気づかなかった。 「催眠中も終始もの静かだったOさんが、そこまで話した後、突然『バカヤロー!』と心の底から絞り出すように叫んだんです。同時に開かなかった目がパッと開いた。言いたいことを言えずに心の奥に秘めていたことが、眼瞼下垂の原因だったのです」Oさんの一件は、催眠によって無意識の部分をうまく引き出し、問題を解決できた好例だ。 たしかに冒頭のテレビの催眠ショーなどを見ている限り、手品の一種のように考えられがちなのは事実だ。治療法として使われていることを知っている人はむしろ少ない。 「じゃあ、そろそろYさんに退行催眠を……」と促しても、米倉先生はなかなか始めない。にこやかにじっくりと体験者のYさんと話し続けている。その後、YさんはYG性格検査というYes−No式のシートを書き上げ、米倉先生に手渡した。 「確かにYG性格検査でも、非常に明るく生きていることがわかります。…ただ、自分の悩みに無自覚なところがありませんか?」 米倉先生の質問にYさんは思い当たるフシがあった。ある日突然、体中に発疹ができ、皮膚科を回り薬も飲んだが治らず、最後に「ストレスや悩みはありませんか?」と聞かれ、はじめて自分に悩みがあることに気づいたという。 心に病をもつサラリーマンの場合、原因はリストラなどの現状にあると思われがちだが、実はその生い立ちに原因があることが多いという。この場合、退行催眠で徐々に年齢を下げていき、過去の経験から原因を探していく方法が問題解決につながる。 「振り子、やったことあります?」米倉先生がYさんに長さ30センチほどの糸の先に重りがついているものを手渡した。 「利き手で糸の先を軽く持って、もう一方の手は手の平を上にして膝の上に置いてください。心を落ち着かせて。私の声を開いて振り子をじ−っと見つめてください。あなたの心が振り子の中にだんだんと入っていきます。止まっていた振り子が横〜に横〜に‥‥」米倉先生の語尾をのばした言葉に合わせて振り子が動きはじめた。 もちろんYさんに自分で動かしている意識はまったくない。 「催眠で大切なのはリラックス・暗示・集中。この3つによって被暗示性が高まった状態が催眠です」と米倉先生がいうとおり、振り子で暗示の感覚を体験できたことで、Yさんは暗示に入りやすい状態になった。 続いて体が後に倒れる催眠でさらに被暗示性を高めたYさんは、横になって分割弛緩法という筋肉の緊張をほぐす催眠を受けることに。ペットに横になり、両足は肩幅程度に開く。両手は手の平を上にして体の脇にだらりと置く。 Yさんのゆっくりした呼吸に合わせて米倉先生が数を数えていった。 「ひとーつ、ふたーつ、みーっつ。のーんびりしてきます。よーっつ。ほーら、力が抜けてきました。私の声に耳を傾けて。‥…とう。今度は私が3つ数えると瞼がかたーくなってしまいます。ひとーつ、ふたつ、みっつ!そーらかたくなりました」米倉先生が鋭く3つ数えると、Yさんは目を開けられなくなってしまった!続いて指先に集中を向け、米倉先生の言葉に従っていくと、腕がスーっと浮き上がった。 ここまでくるとYさんは写真を撮られていることさえも忘れてしまっている。完全なリラックス状態だ。米倉先生の暗示は続く。この後、Yさんは完全に催眠状態に入り、起き上がることさえできなくなってしまった。 【わたしのお菓子とっちゃった〜】 「さあ、今のあなたはおいくつですか?」いよいよ退行催眠の始まりだ。Yさんはいくつになってしまうのか…。 「20歳です」実際には26歳のYさんがいきなり20歳になってしまった! 「20歳のあなたは今、どんなことをしていますか?どんな気持ちですか?」 「プールで浮かんでいます。太陽がまぶしい」目を閉じたまま、何かを懐かしむような表情で応えるYさん。その後、米倉先生がゆっくりと10から1まで数えると、数が下がるごとにYさんは1歳ずつ若くなっていった。 「さあ、あなたは今、何歳ですか?」「10歳」さっきまで敬語だったYさんが、ぶっきらぼうに応える。言い方もどこか子供っぼい。 「ジグソーパズルをしているの。だけどNちゃんがお菓子を取ったからパズルが進まない。Nちゃん、どうして食べちゃったの?」 NちゃんとはYさんのお姉さん。Yさんは、Nちゃんがそこにいるように話しかけている。 「今度は一番楽しかった年齢になりますよ。……はい、今、あなたはおいくつですか?」 「26歳です」なんと、Yさんの一番楽しい時期は、今現在だったのだ。 さすが「悩みはまったくない」と言いきっていただけのことはある。 この後、またゆっくりとした米倉先生の言葉に従い、無事、退行催眠は終了した。目を覚ましたYさんはとても気持ちよさそうだ。 「退行催眠中のことは、全部覚えていますよ。自分が言ったことも。不思議なのは見えている風景がすごく鮮明で、着ている服の色や手触りなんかもハッキリわかること。この部屋にいることはまったく忘れていて、風景の中に本当にいる感じなんです」 そう話すYさんにお姉さんのNちゃんのことを尋ねると、「実は普段からあまり仲がよくなくて。今一緒のマンションに住んでいて、部屋の更新の件でつい先日、話し合ったばかりです。その時もなかなか意見が合わず、言いたいことも言えなくて、ぬいぐるみに当たったりしてました。子供の頃、ジグソーパズルをしててお菓子を取られた時も、実際には何も言えなかった…」 催眠中にYさんがNちゃんに言った「どうして食べちゃったの?」という言葉は実際には言えなかった言葉だったのだ。 「悩みがない」と言いきるYさんにも、自分でも気づかなかった“問題″があったのだ。 もし、ハッキリとはわからなくても「どこかおかしい」「何か変」と感じていたり、病院で何科に行けばいいのかわからない時は、占いなどに頼る前に催眠を受けてみると解決の糸口が見えるかもしれない。 ちなみにここ日本催眠心理研究所はあえて予約制にしていない。 いつでも必要な時に来てもらえるようにするためだ。 |
インタ-ネット入門誌 「あちゃら」(2000年11月号) 最近話題の「催眠」を実体験、 ウソかホントか?! |
| 催眠とは、「暗示」によって潜在意識に働きかける力のこと 人間の心というのは、非常に複雑にできているもので、「今、自分の心はこんな状態になってるな」と認識してみても、それは『顕在意識』という氷山の一角を見ているに過ぎず、「ではなぜこういう状態なのか?」と奥底まで突き詰めて探っていけば、表面には現れてこない『潜在意識』の領域に行きついてしまうという、とてもややこしいことになっているのである。 で、『潜在意識』というのは、普段、認識できないくせに、『顕在意識』のほうにも何らかの影響を与えているというから、人間の心を知ろうと思っても、容易にそれができるわけではないことがわかる。 催眠というのは、この『潜在意識』を表に出すことで、心の全体をとらえていこうとする方法のこと。では具体的にいうとそれはどんな方法なのか?それを今回は日本催眠心理研究所の米倉先生をお訪ねして、見せていただこうというわけだ。 催眠の役割は、その人の心をいい方向に導くこと (米倉先生 談) 催眠状態に入るためには3つの条件が必要なんです。それは、「集中」と「暗示」と「リラックス」です。ですから催眠は、かけられる人の協力なしには成立しません。自分の心の内のメカニズムを知りたい。ひいてはそれによって、欠けていたものを取り戻したい、そういう気持ちが必要なんです。 人に動物のマネをさせてみたり、服を脱がせたりする一回限りの「ショー的催眠」と、神経症や精神病の治療を目的とした「医療催眠」とを分けるポイントは、ここにあります。 例えば以前、こんな事例がありました。その方は、典型的な真面目タイプのサラリーマンで、ある日を境にマブタが閉じたまま開かなくなってしまいました。困った挙げ句に私のところに来たんですが、催眠状態に入ると、その人の体が震えだし、突然「バカヤロー!」と叫び出したんです。その途端、マブタは自然に開いていました。 何回か催眠を繰り返して、だんだんその原因がわかってきました。その方は以前、奥さんが他の男と浮気をしている現場を目撃してしまったことがあったんです。その時、奥さんを責めることができずに「自分がいけないんだ」と感情を抑圧してしまったというんですが、その抑圧した感情が大きく影響していたのでしょう。 このように、人間の心はいろいろな要素が複雑にからまっています。催眠の役割は、その心を、その人にとってできるだけいい方向に導いていく方法なんです。 まだまだ先がある「催眠」の段階。一体どうなる? とにかく恥ずかしいくらい悩みのない男のせいか、まわりからも「おまえは絶対かかんないよ」といわれていましたが、これほどマンマとかかったちゃうとはねぇ。なんでも米倉先生によれば、僕が最初に驚かされた振り子のヤツは『前催眠』という段階のもので、続いて行なったリラクゼーションは『運動支配』とともに催眠のほんの入り口を見せてもらったに過ぎないとのことでした。 じゃあ、その後の段階に進むとどうなるかというと、『感覚支配』といって本来なら五感では感じられないものが感じられるようになり、続いてやってくる『記憶支配』では、過去の出来事を寸分違わず思い出したりすることも可能なんだとか。仕上げは『完全催眠』で、こうなると催眠にかかったことさえ意識しなくなるというから驚き。 犬のマネをしたり、服を脱ぎ出したりせずに済んだのはホッとしていますが、なんとなく心の奥深さを知ることができたというか、自分の心の実像に多少なりとも触れられたというか、とても貴重なおもしろい体験でした。 |
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