私は、こちらの研究所で催眠療法を学び3年目になります。
以前から潜在意識の可能性について興味があり、その能力を引き出すために催眠をしっかり学びたいと思いました。
9年ほど前のある出来事から、私は自分の家族が信用できなくなり、自分の存在にすら自信がなくなってしまいました。
年相応にそこそこの問題はあったものの、たいした悩みも無かった私にとって、辛くて苦しくて、どうしようもない毎日でした。
一生このままの状態が続くのではないかという不安や、なんで私だけがこんな思いをしなければならないんだという周囲に対する怒りでいっぱいでした。
それでも私は、抱えていた問題を解決したい一心で、関係のありそうな本を読んでみたり、セミナーに参加してみたり、よく当たるという占い師さんを訪ねてみたりしました。
その結果はというと、一旦は問題が解決したようにみえるのですが、また何かあるとすぐにダメ。
問題の本質に気が付いていないのに、対処的なことばかりを重ねているので、ますます本質が見えなくなっていました。
前向きな努力を積み重ねても、一向に解決せず、かえってカラカラと空回りしている自分に焦り、失望していました。
そんな時に催眠療法というものを知りました。
誰もが持っている潜在意識の能力を引き出すのに有効な方法と聞き、顕在意識で答えを探すことに疲れていた私には、何かの魔法のように思えたのでした。
実際に、催眠療法は催眠術でも魔法でもありません。
効果の現れ方にも個人差がありますし、薬を服用した時のような即効性を感じることは、まず無いと思います。
しかし、潜在意識の情報量、記憶力というのは本当に偉大なのです。
充分なカウンセリングで、しっかりと問題の本質を見つけ、そして催眠暗示を潜在意識に入れてあげる。
これを繰り返すうちに、自分自身で答えを見つけることができます。
なぜならば、今の私を悩ませている問題の原因は潜在意識の中に記憶されているものですが、それを解決する方法も私の潜在意識の中の情報に含まれているからです。
ただ、非常に分かりづらい、見つけづらいだけなのです。
ご相談者さまご自身の潜在能力を信じて、ご相談者さまが答えを見つけられるようにお手伝いをしたいと思います。